父母の恩重きこと天の極まり無きが如し |
毎年、誕生月に年一回の定期健診を実施していますが、先日その結果が届きました。今年も全て正常であり、問題なし。各臓器の機能が問題なく正常に仂いてくれていることに感謝いたしました。これからも大切に使わせていただきます。日頃から食生活に気をくばってくれている妻にも、結果を見せ、安心してもらうと同時に感謝の気持ちを伝えました。さらに感謝の気持ちを伝えたのが、いまは亡き両親に対してです。六十三年間、大病や大ケガをすることなく、幸せな毎日を送ることができているこの体を産んでいただき、心を育てていただいた両親に心から「ありがとうございます」と手を合わせました。 お釈迦様が説かれた教えの中に、父母の恩の大きさや重たさを説いた「 今回は、そのうち「 私は、父四十八才、母四十五才の時、双子の弟としてこの世に生を受けました。母四十五才は、超高齢出産です。しかも二人。母は私達の妊娠を知った時、大きな不安であったと思います。そして自分の身もかえりみずよく出産を決意していただいたものだと深くその恩徳に感謝しています。それから
次が「為造悪業の恩」。母と一緒に車で母親の実家に行く途中、スピード違反でパトカーから停止を求められた際、母親は、車からすぐに降り、警察官に対して「私が悪いのです。私が急がせたものですから。子供は悪くありません。」と私のやったことをかばい罪を一身に受けようとしてくれました。母親の恩徳の深いことを知りました。 |
2014年11月 第286号より 芳野 栄 |