主人公意識をもつ |
木輪では、毎年三回、勉強会と称してテーマを設け、グループディスカッションし、その結果を発表しあう場を設けています。平成二十六年度の第一回勉強会を六月十五日に実施いたしました。今回のテーマは、「主人公意識をもつ」ということでディスカッションしました。 私は、仕事における自分の目標を達成するためには、主人公意識が必要だと思います。さらに、禅の言葉に「随所に主となれば、立処皆真なり」ということばにあるように、いつ、どこにあっても、いかなる場合でも主体性を持って行動していくことで、真実が把握できるようになれると思います。つまり、主人公意識を持って働くことで、ものごとの本質がはっきりしてくると思うのです。パン造りの本質を極めたいと思うなら、また、お客様の表情や動きからお客様のご要望を的確に把握しようとするなら、主人公意識をもって仕事にあたりましょうということです。また、チームで動く職場ある限り、一人ひとりが、全てのことを自分のこととしてとらえることで、もれや抜けのないしっかりとしたチームワーク力が発揮できるでしょう。 午後からは、全員で木輪の中庭で昼食をとり和気藹々の時間を過ごしたあと、これまた全員で店舗内の清掃、工場の清掃を二時間かけておこないました。 |
2014年7月 第282号より 芳野 栄 |