学んだことは行動しよう |
私の学んでいる素心学(池田繁美先生主宰)の中で大切にしている言葉の一つに“学行一致”という言葉があります。その意味するところは、「正しく学び、学んだことは行動する」ということです。 素直な心を学び、本気になって社風をよくしようと努力されていることが伝わってきます。これから、良い社風づくりとともに会社の方もますます発展されることでしょう。 Bさんもなかなかの実践家です。Bさんの毎月発行されている情報誌に次のようなことが書かれていました。 「ある方の本の中に、こういう人になりたいと思って努力している人に対して、本当に変われたか否かの最終試験というものが日常生活の中で訪れると書かれていました。私も日々おだやかに怒ることがないように過ごそうと努力し、子供たちに何があっても諭すように優しく語りかけ、おだやかな怒らない日が続いていました。自分で少しは以前より変われたかなと思っていた矢先、子供のとった行動につい腹を立て怒ってしまいました。それが先の最終試験であったと気づきました。一瞬で最終試験に落ち、ふりだしに戻ったわけですが、日常生活の中の最終試験を意識することができ、以前よりも冷静に自分を見つめられるようになった気がします。そして、いつ訪れるかわからない次の最終試験には合格できるよう、もっと自分自身を高めていこうと思いました。」 AさんもBさんも素直な心を身につけようと熱心に学びそれを日常生活や職場で一生懸命実践されています。 “学行一致”の精神を生かすことで、一段一段と魅力的な人物に成長され、幸福な人生へと近づかれていっているように思います。 |
2013年8月 第271号より 芳野 栄 |