今年度木輪では、四回の試食会を実施します。第一回目は、すでに六月十七日実施しましたが、初めての試食会でもあり、参加者の数、試食会の具体的な方法など未知の部分が多く、大変苦労いたしました。結果は、予想をはるかに超える参加者に、充分な応対や試食をしていただけず、大変申し訳ないことをしたと、大いに反省いたしました。

　九月十六日（日）台風十六号の接近する中、第二回目の試食会“秋の木輪DE試食会”を開催いたしました。今回は二回目ということもあり、一回目の反省をしっかり生していこうと努力いたしました。募集方法。試食していただくパンの開発及びその試食。ポスターや応募用紙の作成。当選者決定の方法及び当選者への連絡方法。試食会場のレイアウトや各担当決め。その他必要備品の見直しとその調達。試食会前日の会場づくりと当日の各自の作業工程等々、実にこまかいところまで抜けやもれのない様、綿密な打ち合わせを繰り返し実施しました。メンバーは、それぞれが異なった仕事をしている関係で一同に会する時間がなかなか合わない中、打ち合わせ回数は十数回に及び、休日に出勤してのリハーサルもあったようです。皆で力を合わせ、一丸となっていました。

　そんな努力の甲斐あって、今回は参加されたお客様にとても喜んでいただきました。次回の試食会にも参加したいというお客様がほとんどでした。また、スタッフの応対について、特におほめの言葉が多く、ほゞ全員のお客様から「とてもよい」や「よい」という評価をいただきました。経営者としてこれほどうれしいことはありません。メンバーが参加されたお客様を喜ばせたいという思いに心を合わせ、それぞれの持つ力を充分に発揮し、力を合わせてくれた結果だと思います。

　試食会を終えたリーダーから素敵な感想をいただきました。

　「リーダーは思いやりの心を持って、他のスタッフと信頼関係を築くことが本当に大切だと実感しました。また今回のイベントをやる上で、自分の欠けている所にたくさん気づくことができたので、それらをこれから正していけるように行動したいと思います。これからも自分を少しでも高められるように学びを行動にあらわしていきたいと思います。」

　リーダーになったことに感謝し、他のメンバー以上の感動を味わい、心が満たされたようでした。

　皆で力を合わせて一つのことを成し遂げる。参加者にも満足していただき、自分達も満足できたとてもいいイベントとなりました。