木々のささやき まごころを贈る パンの木輪 北九州市 八幡西区

 
 
木々のささやき
 
自分をもっと知ろう
 
 先日「自分発見」と題して、全社員で自分の良いところ、自分の好きなところ、自分の性格で未熟と思うところをじっくり考え、それらを今後の仕事や人生にどのように生かすかについて、各自まとめてみる勉強会を開きました。

 自分に自信や誇りが持てなかったり、自分は何がしたいのかがわからなかったり、今後どのように生きてよいのかがわからないままでは、充実した良い人生や幸せな人生を送ることができないと思います。

  上記のような事柄は、自分というものをこれまでにじっくり見つめてみるということがなかったこと、あるいは、自分の良いところや自分の好きなところ、良い性格や未熟な性格について意識せずに過ごしてきたことなどから生じているように思います。また、これまで親や先生や先輩・上司などから欠点の方を指摘されることが多く、自分の欠点は認識できていても、自分の良いところには、意識して目を向けるということは、少なかったのではないかと思います。

  今回の勉強会では、一時間という時間をとって、自分の良いところ、自分の好きなところ、良い性格 未熟な性格についてじっくり考え、見つめてもらい、一つ一つ書き出してみることにしました。良いところも具体的に、身体的にどうか、頭脳的にどうか、技能的にどうか、性格的にどうかに分けて見つめやすくしました。結果は、予測していたように、自分の良いところとなるとその数は、全員少ないという結果になりました。自分の良いところの捉え方も、他人との比較で捉えてしまい、自分の良いところと気づかない場合も数多くありました。

  どんな小さなことでも、まず自分の良さをしっかり認識し、その良さを意識して伸ばし、仕事やこれからの人生にそれを生かしていくことが大切だと思います。一方、未熟な性格については、素直に改める必要があります。何故なら、未熟な性格は、そのことで周囲の人に不快さを与えてしまうことがあるからです。未熟な性格を改め、周囲の人とうまく調和をはかっていくことが幸せな人生を送るためには、必要だと思います。

  このように、自分の良いところは意識して伸ばして、社会のお役に立てる人間となる。未熟な性格は改め、魅力的な好かれる人間となり周囲の人に安心と喜びを与え支持されていく。こうしたことが、自分に自信や誇りを持って生きることになり、また自分の進むべき道を確かなものにして、生きがいのある、充実した幸せな人生を送ることになっていくのではないかと思います。

(未熟な性格とは、短気、ずるい、だらしない、わがままなどの性格(気質)をいう)
 
2010年12月 第239号より
芳野 栄
 
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