木々のささやき まごころを贈る パンの木輪 北九州市 八幡西区

 
 
木々のささやき
 

おだやかな心で

 

 私の今年の目標は、おだやかな心で毎日を過ごせるようになることです。心がおだやかな時が、一番幸せを感じることができます。また、おだやかな心は、本来持っている人としての美しさ(思いやりの心、優しい心)を引き出してくれるようです。私は、おだやかな心というものに、とても憧れています。「おだやか」という言葉のひびきが、とても心地よく感じられるのです。やさしさ、あたたかさ、静かさ、丁寧さといった、まるく、やわらかな印象を想像させてくれます。

 今年は、これまで以上に、おだやかな心の心地よさをしっかり心に浸み込ませ、おだやかな心というものの味をじっくり味わってみたいと思います。

 具体的には、朝一番の職場での「笑顔であいさつ」の継続です。スタッフ全員と「おはようございます。今日も一日よろしくお願いします。」と笑顔であいさつを交わすと、心の底から幸せを実感でき、おだやかな気持ちになれるのです。また、おだやかな気持ちでないと、そうした笑顔でのあいさつは、できません。

 二番目は、朝晩各十五分間の禅的瞑想の継続です。何も考えない、何も思わないで、只 座っていると、心の底からおだやかな気持ちになれます。

 三番目は、家族や職場のスタッフに対して、「ありがとう」と感謝の気持ちをより一層強く持って接することを実行しようと思います。未熟な私を支えてくれ、多くの恩恵を与えてくれている周囲の人達に感謝しながら過ごす限り、傲慢になることなく、謙虚でおだやかに過ごすことができそうです。

 怒らないことも心をおだやかにする上で気をつけたいと思います。「怒ることは悪いこと。怒ることは見苦しいこと。怒ることは未熟な証し。」と自分の心をしっかり躾けます。又、怒らないですむよう、日頃のコミュニケーションの中で、「何が正しい」ことなのかや私の考え方や思いなどもしっかり伝える努力をこれからも続けていかなくてはなりません。怒りが出そうな時は、いったんその場を離れて、自らの心を整え、冷静さを取り戻す工夫もしてみようと思います。

 今年は、これまで継続してきたものをさらに継続し、新しく工夫して実行しようとすることも習慣化するまで続けていこうと思います。

 おだやかな心が定着すること程、幸せはないと思います。今年一年、幸せな年になるよう、努力したいと思います。

 
2010年1月 第228号より
芳野 栄
 
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