木々のささやき まごころを贈る パンの木輪 北九州市 八幡西区

 
 
木々のささやき
 

正しく ( やさ しい言葉づかい

 
 「魅力のある人間になる。」これは、私の永遠の課題です。魅力のある人間とは、思いやりがあって、優しくて温い心の持ち主で、正義感が強くて・・・・・などなど、人としての徳を修めた人を言うのでしょう。

 私の今年の目標は、魅力のある人間に近づくために、「正しく優しい言葉づかいができるようになる」ことです。正しく優しい言葉づかいができないと、相手やまわりの人に不快な思いをさせてしまいます。
これまでの私をふり返ってみますと、正しく優しい言葉づかいができていなかったようです。正しく優しい言葉づかいと言うのは、相手に不快さを与えるような言葉は使わず、相手をいたわる思いやりのある言葉をかけてあげることだと思います。ところが、私の場合、自分より目上の人であったり、初対面の人であったり、お客様に対しては、常に「正しく優しい言葉づかい」を意識していますが、職場や特に家庭では、その意識が稀薄になり、ついつい語調の荒い言葉づかいや不快さを与えるような表現をしてしまうことがあります。
また、何げないひと言がとり返しのつかないくらいキズをつけてしまうこともあり、あとで、大いに反省をすることがあります。

 正しく優しい言葉づかいができていない時の私の心は、穏やかさに欠け、イライラしています。そのため、口調も速くなります。また、思いやりに欠けた不用意な発言をしてしまいます。反対に、心が穏やかで静かで落ち着き、心が波立っていない時は、正しい言葉で、丁寧に、優しく、ゆっくりと話かけています。もちろん、顔も柔和な表情となっています。

  私の心の状態によってコロコロと変わる言葉づかいを一日中顔を合わせ、そばで聞かされ続ける妻にとっては、不快なことこの上もない事だと気づきました。申し訳ないと反省しております。グチや人の悪口も同様に不快さを与えてしまいます。

 心が穏やかで心が喜んでいる状態を心にとどめておけるよう朝晩、各十五分間位、心を静かにしてすわっています。また、心が乱れていると感じた時は、その場をはなれ、静かな所で心を穏やかにするという工夫も必要だと思っています。

 今年は、正しく優しい言葉づかいができるようになり、魅力のある人間に一歩でも近づきたいと思います。
 
2009年1月 第216号より
芳野 栄
 
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