木々のささやき まごころを贈る パンの木輪 北九州市 八幡西区

 
 
木々のささやき
 
腰骨を立てた姿勢

 以前、ある幼稚園を訪問させていただいた時のことです。園児は、先生の話に、一生懸命耳を傾け、落ち着き、教室の静けさと張りつめた空気に感動いたしました。その時の園児の姿勢が、両手を両ヒザにきちんと置き、腰骨が真直ぐ伸びた正しい姿勢でした。腰骨を真直ぐに立てた正しい姿勢のために、集中力が身につき又、疲れないので体を動かすことがないのだと思いました。

 年を重ねても、腰骨を立てた正しい姿勢を貫かれていらっしゃる方は、実際の年齢よりも若く見えるようです。

 私も朝晩十五分間位づつ瞑想を続けておりますが腰骨を立てて静かに坐っていると、雑念が消え瞑想に集中でき、その深さも深くなるようです。

 腰骨を立てた姿勢とは、アゴを引き少しお尻を後ろにつき出すようにして背筋を伸ばす姿勢ですが、体の血液が無理なく、滞ることなく流れるようでとても気持ちが良いものです。皆様も腰骨を立てた正しい姿勢で過ごされてはいかがでしょうか。

 以前、私が腰骨を立てた姿勢で瞑想をしている時に心に込み上げてきた思いの一部を紹介させていただきます。

腰骨を立てた
そういう姿勢でいつもいたい
そういう考え方でいたい
そういう人生でありたい

腰骨を立てると
物が真直ぐに見え正しく見えてくる
正しく大きな局面が展開してくる

腰骨を立て、大きくお腹で息をしよう
すっかり落ち着いた気持ちになり
胸一杯に大きな人生が浮かんでくる
いつも堂々としている

腰骨を立てて瞑想する
自分の中の正義感があふれてくる
正しい考え
正しい思い
正しい行動
すべては、腰骨を立てることから

腰骨を立てて坐ろう
腰骨を立てて立とう
腰骨を立てて歩こう
正しい、誠実な思いやりある
心豊かな自分になれそうだ

腰骨を立てると
悩みは小さくなっていくようだ
自分に勇気が湧いてくるから
自分に自信が湧いてくるから
小さな事にとらわれない自分になれるから

腰骨を立てるだけで
幸せな落ち着いた気分になれる
天から引張られ、地面から引張られ
自分が伸び伸びと大きくなれる
天に感謝 地に感謝

 

2007年7月第198号より
芳野 栄

 
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