誇りと喜び |
私は木輪の社員が自分の仕事に大いなる誇りと喜びを持って生き生きと働く姿をいつも頭に描いています。 先日、大阪のあるホテルに宿泊しました。そのホテルの社員は、皆、明るい笑顔でお客様と接していて、その立ち居振舞いに仕事に対する誇りと喜びがみなぎっていました。その光景を見て、どういう時に社員は自分の仕事に誇りと喜びを感じることができるのだろうと考えてみました。 私のたどり着いた結論は、「仕事に対して誠実に、真剣に向き合っている時や自分のやっている仕事が会社に認められ、またその会社も社会に認められていると自覚できる時」ではないかということです。 それでは、自分のやっている仕事が会社の中で認められるには、どうしなければならないのか。私は、社員は、経営理念や行動指針等をよく理解した上で、それに沿って行動し、会社の目標や自分の目標を達成することが必要と考えます。 一方、会社が社会から認められるためには、企業としての使命感や存在意義を明確にし、それに沿って全社員が行動し、社会的責任を果し、世の中のお役立ちを成し得ることが必要だと考えます。 このように、会社から自分のやっている仕事が認められ、会社の中での存在感を感じ、又、会社も世の中から必要とされていることを自覚できたとき、その充実感や達成感が社員の誇りや喜びに変わるのでしょう。 そうしてあげることで社員一人ひとりが自分達の仕事に対して誇りと喜びを感じ又、幸せを感じながらいきいきと働けるのではないかと考えます。
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2006年7月 第186号より 芳野 栄 |