「品性」を高める |
先日、地元の信用金庫主催の「経営大学」にて経営者の方々を対象に、“まごごろ経営”と題して、講演をさせていただきました。 講演につきましては、多少あがっていたものの、何とか私の思っていること、考えていることを述べることができ、無事に終わることができました。しかし、講演が終わり、一息ついた時、講演の様子をはじめからじっくり振り返ってみるうち、とっても不安な気持ちが心を支配しはじめました。それは、私の講演中の「品性」についてです。講演中は、話すことで精一杯で、その場面では、隠すことのできない、あるがままの私がさらけ出された状態でした。その時の話す態度や表現の仕方、表情、語調又立ち居振る舞い等に講演者として、経営者として又一人の人間として、「品性」を欠くようなことはなかったか、とっても心配になってきました。講演内容がいかに良かったとしても講演中の立ち居振る舞い等に「品性」を欠くようなことがあっては、講演そのものが台無しになってしまうと思います。今回のような大勢の方々の前で講演するとなると「品性」の有無も問われます。
そうして身についた「品性」を普段からより高く、高めておくことの大切さを、今回の講演を通してしみじみと感じました。又「品性」を普段から高めておくということは、この先出逢う方々への礼儀であり、マナーであり思いやりにも通じるところがあると思いました。
今回の講演で、また新たな課題が見つかりました。
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2005年7月 第174号より 芳野 栄 |