木々のささやき まごころを贈る パンの木輪 北九州市 八幡西区

 
 
木々のささやき
 

「作業」から「仕事」へ さらに「学び」へ 

 木輪では、将来独立開業を志望するスタッフ達がいます。彼らが将来、木輪を巣立っていくころには、一流のプロとして一つの段階をクリヤーしていただきたいと思うばかりです。

 

 現在、入社早々のスタッフ達は、一生懸命「作業」をしてくれています。さらにその上の段階のスタッフは、一生懸命「仕事」をしてくれています。しかし最終的には、仕事の中に多くの問題を見つけ、その解決に自ら努力していく「学び」の姿勢で仕事を進めていけるようになって欲しいと思っています。

 

 私は、「働く」という行為に「作業」「仕事」「学び」のステップがあると思っています。つまり、「作業」とは、仕事の全体像が把握できず、上司から、決められたこと、指示されたことを、そのまま、動作に移す行為で、その中に、工夫、改善がなかなか見られません。もっといい方法はないのか、もっと正確にまた、速くするにはどうしたら良いのか等を考えることを怠っています。パンでいうと、ただ造ることのみにとらわれています。周りに対して心を動かすこともできないようです。

 

 それに対して「仕事」とは、仕事の内容や全体像を良く理解した上で、今、何をしなければならないか、もっと効率よくするには、又、よりよい商品を造るには等々を考えながら、工夫改善を常に加えていく姿勢を言うのでしょう。心を大いに動かし、達成感等も味わうことができるようです。

 

 さらに、仕事を遂行していく上で、いろいろな問題が発生したり自分の知らない事象があらわれます。そこで、その解決のために、いろいろ研究したり、調査しながら仕事を進めることになります。即ち「学び」の段階です。一流のプロとは、常に「学び」の段階で何かに挑戦しながら仕事をしているようです。そこには思い方、考え方、即ち人間性が一流であることも要求されるようです。その結果仕事に伸展性があり、心から喜びも生まれまた、他人をも幸せにすることができそうです。

 

 「学び」段階で仕事をするということは、仕事を「楽しむ」ことでもあるようです。木輪のスタッフが毎日働く中で、常に上を目指し、「作業」から「仕事」へ、さらに、「学び」の段階へ到達できるよう日々の努力を怠らず、成長し続けて欲しいものです。

 

2005年5月 第172号より

芳野 栄

 
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